Codexで記事を点検|指摘と修正後の結果

こんにちは!アントロンのNaokoです。
AI に書いてもらった文章を、そのまま出して大丈夫か迷っていませんか?
私はアントロンBLOGの下書きを Claude Code に書いてもらっており、元の作業記録と照らすファクトチェックを Codex でも試しました。
点検後の修正で点数が下がる回もありました。そこで、記録にない内容を足さない条件を修正時にも渡し、直した記事を再び記録と照合する運用にしました。
解決の考え方:文章と一緒に元の記録を渡す
試したのは、記事と作業記録を一緒に渡し、本文の事実・数字・日付・引用を照らす方法です。日ごとの作業ファイルや引き継ぎファイルを使いました。
以下の件数は、点検で記録と合わない、または記録にないと判定された内容の数です。記録にないという判定だけで、その出来事が事実ではないと決まるわけではありません。
点数の付け方:記事を出すための独自の基準
点検には、アントロンBLOG独自の10点満点の基準を使いました。
- 体験の裏付け3点:記録と合わない・記録にないもの1つにつき1点引く
- 読者に役立つか2点:検索した人の悩みに答え、自分でも始められるか
- 決まり・表記2点:名乗り、タイトル35字以内、本文5,000字以内、日付の順など
- 画像などの実物2点:画像や撮影予定が、記事の主張の証拠として適切か
- 個人の情報1点:人の名前・メールの中身・金額などが出ていないか
公開条件は、8点以上、かつ記録にない内容が0件です。ここで紹介する点数は、この運用基準による評価です。

別の AI の点検で、何を指摘されたか
2026年10月12日、Claude Code が書いたベクトル検索(文章の意味の近さで探す方法)の記事を Codex が点検しました。
点検結果には、記事の次の文が引用されています。
> ハイブリッド検索は、いつも一番よいわけではありませんでした。
ハイブリッド検索は、キーワード検索とベクトル検索を組み合わせた方法です。この結論に対し、質問2件と記事名の要約はあるものの、検索された本文がなく、読者が判断の根拠を確かめにくいと指摘されました。
また、キーワード検索には単語の途中で切れた語が含まれていました。検索方法の違いと、語の取り出し方の影響を分けきれていないという指摘もありました。

同じお題で書かせた記事の判定差
同じ10月12日、Codex と Claude Code に、モーニングブリーフの記事を1本ずつ書かせました。モーニングブリーフは、その日の予定・返事が要るメール・仕事の状況を1枚にまとめたページです。
文章の決まりを足して書き直したバージョンの読み比べ画面です。

引き継ぎファイルには、次の比較結果が残っています。
対象 | 書いた AI | 点数 | 記録にない内容 |
|---|---|---|---|
最初の下書き | Codex | 6点 | 0件 |
最初の下書き | Claude Code | 5点 | 0件 |
決まりを足して書き直した下書き | Codex | 記載なし | 1件 |
決まりを足して書き直した下書き | Claude Code | 記載なし | 4件 |
一方、書き直した Codex の記事を Codex 自身が点検したファイルには、次の記載があります。
> 記録と合わない・記録に無い事実:なし。
自己点検は7/10点でした。材料を集めるスクリプトの用意の仕方、Gmail・カレンダーの接続方法、完成したページで何を確認できるかを示す画像案が不足していると指摘されています。

ここで確認できるのは、引き継ぎの件数と Codex の自己点検で判定が異なることです。この結果だけから、書いた AI 自身の点検は甘いと一般化することは避けます。
Codex が直し、Claude Code が点検した結果
モーニングブリーフの記事では、Codex が書いた記事を Claude Code が点検し、その指摘を Codex に渡して2回直させた経過も残っています。上の自己点検7点とは別の結果です。
対象 | 点検担当 | 点数 | 記録にない内容 |
|---|---|---|---|
修正前 | Claude Code | 6点 | この経過の要約には記載なし |
修正1回目 | Claude Code | 4点 | 手順が追加されたと記録 |
修正2回目 | Claude Code | 7点 | 0件 |
修正条件を書いたファイルには、読者が始められるように説明を求めたところ、記録にない手順が足され、6点から4点へ下がったと残っています。そのため、毎回の修正指示に次の条件を入れました。
> 記録に無い事実・数字・結果・手順・引用・感想を1つも足さない。足すより削る・言い方を記録に合わせる方を選ぶ
保存された本文でも、説明を絞った箇所を確認できます。修正1回目には、次の手順がありました。
> 自分用に組むときは、まず手動でモーニングブリーフを作り、メール・予定が読めることと、HTML を保存できることを確かめてから、同じスキルを定期タスクに登録します。
修正2回目ではこの文がなくなり、冒頭に記事で扱う範囲を明記しています。
> この記事では、実際に使っている構成と、載せる情報の決め方を紹介します。定期タスクの登録画面の操作と、Gmail・カレンダーのつなぎ方は扱いません。
これは保存された2つの本文で確認できる変更です。2回目は記録にない内容が0件になりましたが、7点で公開条件には届きませんでした。
点検の流れを変え、別の記事でも試した
記事を作る管理画面の BACK OFFICE では、点検を次の流れに作り替えました。
1. Codex が点検する
2. Codex が直す
3. Claude Code が元の記録と照合し、採点する
8点以上、かつ記録にない内容が0件なら通し、直しは最大2回で止めます。作り替え直後に試したのは、モーニングブリーフとは別の2記事です。
対象記事 | Claude Code の点検結果 | 記録にない内容 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
ベクトル検索の記事 | 修正1回目で8点 | 0件 | 約13分 |
予約画面の記事 | 修正1回目4点→2回目7点で停止 | 4件→1件 | 約17分 |
この所要時間は、管理画面で試した点検・修正工程の記録です。予約画面の記事について表が示すのは、作り替え直後に停止した回の結果です。
ベクトル検索の記事では、不足を指摘された検索結果の本文が、直した下書きに示されていました。
1問目(AIに毎日の作業を任せたい)のキーワード検索1位は、定期実行の記事の締めの相談案内で、次の文を含んでいます。
> AI に毎日の作業を任せる仕組みづくりのご相談は、お問い合わせフォームからどうぞ。
ベクトル検索4位のチャンク(記事を区切った短い文章)には、次の行がありました。
> ステップ1:任せる仕事を1つだけ選ぶ
AI導入の記事の該当段落には、任せる仕事を選ぶ条件が続きます。修正後は、相談案内と仕事を選ぶ説明という、返された内容の違いを本文で示しています。
再点検では、比較表、取り出された語、引用元の行、実際のコード、セッション記録などが照合され、体験の裏付け3/3点、記録にない内容0件でした。単語の途中で切れた語も明記し、この2問の結果をキーワード検索全般の評価には広げていません。
ただし、8点になっても、同じ仕組みを作るためのデータの準備と実行方法は不足していました。点検結果では、確認したファイルに手順がないとして、必要な記録を本文の外に残しています。
構成と比較の内容は、Workers AI の bge-m3 の記事にまとめています。
今回の結果から運用に取り入れたこと
今回は、文章の決まり・修正指示・点検の流れも同時に変えました。点数の変化を、AI の担当を分けた効果だけとすることはできません。
運用に取り入れたのは、修正時にも記録にない内容を足さない条件を渡し、修正後の本文を元の記録と照合する工程です。記録にない内容が0件でも、合計点が足りなければ止めます。
Claude Code と Codex は、桃の品種で4象限グラフを作った記事でも比べています。
明日やれる行動:記事と記録を一緒に渡す
点検する記事を1本選び、裏付けとなる作業記録と一緒に渡してみてください。以下は、今回の点検と修正の条件をまとめた依頼文です。
記事:点検する下書きのファイルの場所
記録:照合する作業記録のファイルの場所
記録のファイルを実際に開き、本文の事実・数字・日付・引用を1つずつ照合してください。
採点は10点満点です。
・体験の裏付け3点:記録と合わない・記録にないもの1つにつき1点引く
・読者に役立つか2点:悩みに答え、自分でも始められるか
・決まり・表記2点:名乗り、タイトル35字以内、本文5,000字以内、日付順など
・画像などの実物2点:画像や撮影予定が主張の証拠として適切か
・個人の情報1点:人の名前・メールの中身・金額などが出ていないか
記録と合わない・記録にない文そのもの、照合した記録の箇所、直す指摘、項目ごとの点数と合計を出してください。
修正するときは、記録に無い事実・数字・結果・手順・引用・感想を1つも足さない。足すより削る・言い方を記録に合わせる方を選ぶ。
かぎかっこで引用するのは、記録にある文そのままだけ。
画像の行・画像の予定は消さない。
撮影・記録・nao の判断が要る箇所は本文に足さず、直せなかった所と要るものを分けてください。
修正後も記録と照合し、8点以上、かつ記録にない内容が0件か確認してください。修正は最大2回で止めてください。AI を使った記事作りや、点検の仕組みづくりを相談したいときは、お問い合わせフォームからどうぞ。
最後まで読んでくださりありがとうございました!




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