PayPayの手数料は上乗せできる?予約の要件を見直した

こんにちは!アントロンのNaokoです。
PayPayで代金を受け取るとき、決済手数料をお客さまに負担してもらってよいのか、迷っていませんか?
私も、AI講座の予約システムを作る前に、PayPayで払う方には手数料を上乗せするつもりでした。
ところが、規約と公式ヘルプを調べると、決済手数料の上乗せは禁止されていました。要件定義書の支払い欄で、その一文を取り消しています。
この記事では、2026年10月17日の調査記録と要件定義書をもとに、何を見直し、何が未決定で残ったかを書きます。私はPayPayの加盟店には申し込んでいません。導入や決済を試した体験ではなく、申し込む前に調べた内容です。
予約の要件には、手数料を上乗せすると書いていた
2026年10月17日、オンラインで行う90分のセッション(AI講座)を、お客さまが自分で予約できる仕組みの要件(作るものの決めごと)をまとめました。
銀行振込を主な支払い方法にして、PayPayも選べるようにする方針でした。要件定義書の支払い欄には、次の一文がありました。
「PayPay を選んだ人の代金には PayPay の手数料分を足す」
作る前に、この受け取り方が規約で認められるかを、Claude Code(AIに作業を頼めるアプリ)で調べました。根拠にしたのは、PayPayの規約・加盟店向けヘルプ・料金ページです。
いちばん大事なヘルプ b0603 は研究室でも取り直して確かめました。
手数料の上乗せは、オンライン決済でも禁止だった
PayPayの加盟店向けヘルプ b0603では、次の行為が禁止の例として挙がっていました。
- 「会計時に手数料を上乗せして請求する」
- 「現金払いの場合にのみ割引する」

決済の利用料を、PayPayで払うお客さまに負担させることはできません。私が要件に書いた、PayPayを選んだ方だけに手数料を足す方法が、禁止の例に当たっていました。
調査記録で確認した条文は、次のとおりです。
規約 | 改定日 | 条文 | 確認した内容の要旨 |
|---|---|---|---|
2026-07-31 | 第4条3項 | PayPayで払う方を断ることや、代金以外のお金を求めることなどの禁止 | |
同上 | 同上 | 第14条 | 決済システム利用料は加盟店が負担し、売上から差し引く |
2026-06-24 | 第18条第1項(1) | 現金などと異なる代価を求めるなど、差別的な扱いの禁止 | |
2026-06-01 | 第4条3項 | 店舗用と同じ禁止事項 |
オンライン決済にも同じ禁止事項がありました。オンラインで提供するAI講座でも、手数料を上乗せする前提では進められません。
個人の送金や、店舗用QRコードの送付も使えない
調査では、個人間の送金と、店舗用QRコードを画像で送る方法も確認しました。
個人間の送金で事業の代金を受け取ることは、PayPayサービス利用規約 基本ガイドライン第1章の第6条1号(カ)で禁止されています。加盟店向けヘルプ b0861にも、利用停止などの措置について案内があります。
店舗用QRコードは店頭で使うもので、画像をメールやSNSで送ることも禁止されています。根拠は、加盟店向けヘルプ b0518と、PayPay加盟店規約の第10条2項1号です。
調べた受け取り方を、私のAI講座に当てはめると、次の整理になりました。
受け取り方 | 今回の調査で分かったこと | 手数料 | 審査期間 |
|---|---|---|---|
店舗用QRコード | 画像を送ってAI講座の代金を受け取る方法には使えない | 1.98%(税別) | 1〜2週間 |
個人間の送金・受け取りリンク | 事業の代金を受け取ることは禁止 | — | — |
オンライン決済 | 導入の検討対象。ただし、私が申し込めるかと、役務の手数料率は未確認 | 物販3.8%・デジタルコンテンツ10%・固定費0円。役務の料率は記載なし(未確認) | 2週間〜1か月 |
オンライン決済については、申し込みと審査があり、自分のサイトに組み込む形であることを確認しました。
ただし、オンライン決済という仕組みがあることと、私が今回のAI講座に導入できることは、分けて考える必要があります。 個人事業主の申込可否と、役務(サービスの提供)の手数料率は、調べた範囲では確認できませんでした。
店舗用QRコードは実店舗のある法人・個人事業主が対象と案内されていましたが、実店舗のない事業者が申し込めるかも未確認です。
参照したのは、PayPay for Business よくある質問、導入の流れ、PayPay オンライン決済です。いずれも2026年10月17日の調査内容です。
要件で変えたのは、手数料を上乗せする前提
調査を受けて、要件定義書の支払い欄では、手数料を足す一文を取り消し、次の記載に変えました。
「PayPay では手数料の上乗せはできない」
銀行振込を主な支払い方法にする方針は、調査前からのものです。今回変わったのは、PayPayの手数料をお客さまに負担してもらう前提でした。
項目 | 調査前 | 調査後の支払い欄 |
|---|---|---|
主な支払い方法 | 銀行振込 | 銀行振込の方針を維持 |
PayPayの手数料 | お客さまに上乗せする | 上乗せする一文を取り消した |
PayPayの採用 | 選べるようにする予定 | 外すか、こちらで手数料を負担するか未決定 |
オンライン決済を導入する場合も、個人事業主の申込可否と役務の手数料率を確かめる必要があります。審査と、予約画面に組み込む作業もあります。
また、要件定義書の別の欄には、手数料を上乗せする前提の記載が残っています。支払い欄の一文は直しましたが、予約・支払いの流れ全体を確定し終えた状態ではありません。
自分の受け取り方に合う公式ヘルプを確認する
PayPayで代金を受け取っている方、これから導入する方は、ご自分の受け取り方に当たる公式ヘルプを一つ開いてみてください。
確かめたいこと | 公式ヘルプ |
|---|---|
PayPayで払う方にだけ手数料を足してよいか | |
個人間の送金で代金を受け取ってよいか | |
店舗用QRコードを画像で送ってよいか |
お店やサービスの申し込み・支払いの流れをホームページに組み込みたい、というご相談は、お問い合わせフォームからどうぞ。
最後まで読んでくださりありがとうございました!




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