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AI導入は何から始める?事業者のための5ステップ|Claude Codeに任せた実例つき

こんにちは!アントロンのNaokoです。

「AIが便利らしいのは分かる。でも、自分の仕事で何に使えばいいの?」
「情報漏えいや、間違った回答が心配」

そんなふうに止まっていませんか?

結論からお伝えすると、最初にやることはAIツールの比較ではありません。任せる仕事を1つに絞り、「何を渡すか」「何を作ってほしいか」「最後に人が何を確認するか」を決めることです。

私はシステム開発の現場で、要求整理や要件定義に関わってきました。いまはClaude Codeというツールに、毎日の仕事を任せています。チャットで答えを返すだけのAIと違い、パソコンのフォルダを扱えて、メールや予定もコネクタで接続すれば読めるのが特徴です。

この記事では、私が実際に任せた2つの仕事を例に、小さく安全に始める5ステップを紹介します。

ステップ1:任せる仕事を1つだけ選ぶ

最初から会社全体を変えようとすると、うまくいったのかどうかが分からなくなります。まずは、次の条件に合う仕事を1つ選びます。

  • 繰り返し発生する
  • 元になる材料がある
  • 結果の良し悪しを自分で判断できる
  • 失敗しても元に戻せる

私が最初のころに任せたのは、パソコンのダウンロードフォルダの整理でした。中身は370ファイル、2GB。仕事の素材も請求書も写真も、全部ばらばらに入っていました。

自分で見れば良し悪しが分かり、消さなければ元に戻せる。最初の練習にちょうどいい仕事です。

反対に、契約・税務などの最終判断、お客さまへの自動送信、自分では正誤を判断できない専門業務は、最初の練習には向きません。

ステップ2:完成形を具体的にする

頼み方があいまいだと、結果もあいまいになります。次の5点を整理して伝えましょう。

  • 目的:何のために作るのか
  • 相手:誰が読むのか、使うのか
  • 元の材料:何を参考にするのか
  • 完成形:どんな形・長さにするのか
  • 条件:してよいこと、してはいけないこと

ダウンロード整理のときは、こう頼みました。

「ダウンロードフォルダを整理してほしいです。まず中身を見て、どう整理するかの計画を先に見せてください。私がOKと言うまで、ファイルは動かさないでください。」

もう1つ、毎朝メールと予定をまとめる作業も任せています。最初の頼み方は「明日の朝に見るものを決めたい。返信すべきメールがあるか、今日の予定、今日の名古屋の天気」でした。その場で試しに作ってもらい、形を確かめてから、毎朝7時に自動で作られるようにしました。

毎朝7時に作られるページの上の部分。見出しの「名古屋の天気」「今日みておきたいこと」が並び、本文はぼかしてある
毎朝7時に自動で作られるページ(見出し以外はぼかしています)

完成形が1行で言えると、AIの出力がずれにくくなります。

ステップ3:渡してはいけない情報を決める

業務でAIを使う前に、渡す情報の範囲を決めておきましょう。少なくとも、次の情報は安易に渡さないよう注意が必要です。

  • お客さまや従業員の氏名、住所、電話番号
  • 公開前の売上、見積書、契約書
  • 社外秘の資料や取引先の情報
  • ID、パスワード、APIキー(サービスを使うための認証情報)
  • 秘密保持契約の対象となる情報

Claude Codeのように、パソコンのフォルダを読めるツールでは特に大切です。選んだフォルダの中身はAIに読まれる前提で、作業用のフォルダを分けておきます。

サービスによってデータの扱いは異なります。個人情報保護委員会も、利用規約やプライバシーポリシーを確認して判断するよう注意を促しています(個人情報保護委員会)。

ステップ4:小さく試して、直して、記録する

ダウンロード整理で、Claude Codeが最初に出してきた計画には「削除候補51件」の一覧が入っていました。

私はそれを見て、「削除はしない。振り分けだけ」と伝え直しました。結果は、370件すべてを8つのフォルダに振り分けて、削除は0件。頼んでから終わるまで、約20分でした。

いきなり実行させず、計画を見てから直す。これだけで、AIに任せる怖さはぐっと減ります。

うまくいかなかったときは、別のAIに乗り換える前に、頼み方に足りない条件がなかったかを見直します。直した点を記録しておくと、次回の頼み方が良くなります。私の記録のつけ方は、Claude Codeデスクトップ版の始め方で紹介しています。

ステップ5:最後は人が確認する

AIの出力は、自然な文章のまま間違えることがあります。私も何度も経験しました。

  • 販売の数字を調べてもらったとき、AIは「この日の投稿が売上の原因」とまとめました。実際は、売上はその投稿の3日前に、別の経路で出ていました
  • 取引先とのやり取りをメールから整理してもらったとき、AIは何社かについて「やり取りがない」とまとめました。実際は、電話やLINE、SMSで連絡が続いていました

どちらも、私が「本当に?」と確かめて気づきました。公開・送信・判断の前に、少なくとも次の点は人が確認します。

  • 日付、金額、固有名詞などの事実
  • AIが見た材料の範囲(メールしか見ていない、など)
  • 個人情報や機密情報が含まれていないか
  • 自社として責任を持てる内容か

IPAの資料でも、出力の正確さを信頼できる情報源で確かめるよう案内しています(IPA)。

まとめ:ツール選びより、仕事の整理から

AI導入の最初の一歩は、高機能なツールを探すことではありません。

  • 任せる仕事を1つ選ぶ
  • 完成形を具体的にする
  • 渡してはいけない情報を決める
  • 小さく試して、直して、記録する
  • 最後は人が確認する

まずは、あなたのパソコンのダウンロードフォルダを開いてみてください。そこの整理が、最初に任せる仕事の候補になります。

アントロンでは、Claude Codeの導入を、仕事の整理から支援しています。「自分の仕事では、何を任せられるのか分からない」という段階でも大丈夫です。AI秘書を使いこなすマンツーマン講座のページから、お気軽にご相談ください。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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