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Claude Code

Claude Code のセッションを担当ごとに分けて仕事を回す|複数のセッションを社長1人とマネージャー5人にした事例

セッションを担当ごとに分けて回す

こんにちは!アントロンのNaokoです。

Claude Code で仕事をいくつも並べて進めているうちに、どのセッションが何を持っているのか、分からなくなっていませんか?

私は2026年9月27日から28日にかけて、Claude Code のセッションを担当ごとに分け直しました。事業をまたいだ優先順位を決めるセッションを1つ置き、その下に担当のセッションを5つ並べています。セッションの名前は、私が「社長」「マネージャー」「秘書」と付けました。

先に結論です。

  • 各セッションの記録を並べると、同じ仕事の重なりと、担当の抜けが見えた。そこで、セッションを担当ごとに分けた
  • セッションどうしの連絡の決まりは、CLAUDE.md に書く
  • セッションを分けると、選択式の質問がほかのセッションから読めない、といった仕様に当たる。当たった仕様と、そこで決めたことは、引き継ぎのファイルに書いた

Claude Code デスクトップ版の始め方や、CLAUDE.md の基本は、Claude Codeデスクトップ版の始め方で紹介しています。

分けたきっかけ:同じ仕事を2か所で扱っていた

各セッションの直近の記録を読ませて並べたところ、次のことが分かりました。

  • 自社サイトを、2つのセッションで扱っていた
  • セッションの分け方そのものも、2つのセッションで考えていた
  • SES(常駐の仕事)に、担当のセッションが無かった

そこで、自社サイトは新しく立てた1つのセッションにまとめ、使わなくなった2つの名前には【close】を付けました。SES には担当のセッションを新しく立てました。

発言のあったセッションの数は、9月27日が26、9月28日が13、9月29日は朝9時までに15でした。これだけ並ぶと、自分でも追いきれません。

分け方:社長の下にマネージャー5人

Claude Code デスクトップ版のサイドバーに、担当ごとのセッションが並んでいる画面。お客さまの名前は塗りつぶしている

9月28日に、次の形に決めました。

  • 社長:事業をまたいだ優先順位と、セッションの分け方を持つ
  • お客さまのサイト担当
  • 商品づくりの担当
  • ブログとコーポレートサイトの担当
  • 保留中の案件を預かる担当(研究室マネージャー)
  • SES(常駐の仕事)の担当

セッションは「ローカル」で起動しています。ワークツリーやクラウドで起動すると、Git で管理していないフォルダが見えないためです。使わなくなった古いセッションは、名前の頭に【close】を付けています。

セッション間の連絡の決まりを CLAUDE.md に書いた

社長のセッションからは、セッション間のメッセージで各マネージャーに連絡します。私が使っている Claude Code デスクトップ版(Claude のデスクトップアプリの Code タブ)では、セッションからほかのセッションへメッセージを送る機能(SendMessage)と、ほかのセッションの一覧や最近のやり取りを読む機能(list_sessions・list_events)が使えます(2026年9月時点。使える機能は、アプリの版や設定で変わることがあります)。受け取った側が、それを私の指示として扱ってよいのかを決めておく必要がありました。そこで、CLAUDE.md に次の決まりを書きました。

  • 社長のセッションからの連絡は、私の指示として扱ってよい
  • ただし、公開・送信・削除・毎日動く仕組みの変更は、実行の前にそのセッションのチャットで私に確認する
CLAUDE.mdに書いた組織とセッション間の連絡の決まり。お客さまの名前は塗りつぶしている

担当のやり方はスキルに残した

スキルのフォルダの一覧。担当ごとのスキルが並んでいる。お客さまの名前は塗りつぶしている

セッションは長くなると要約されて振る舞いが変わり、閉じれば終わります。担当の役割や判断の基準が会話の中にしか無いと、次のセッションに引き継げません。

そこで、担当ごとのやり方をスキル(作業の手順を書いておき、Claude Code が必要なときに読むファイル)にしました。スキルを書いたのは、その担当のセッションです。事業の進み具合は、スキルではなく各事業の引き継ぎのファイルに分けて置いています。

セッションを分けて当たった仕様と、決めたこと

セッションを並べて動かすと、1つのセッションだけで使っていたときには出てこない仕様に当たりました。

  • 選択式の質問(AskUserQuestion)は、ほかのセッションから読めない。Claude Code は、確かめたいことを選択肢の形で聞いてくることがあります。list_events では、この選択式の質問の中身が出ませんでした。社長と秘書のセッションが、マネージャーの質問を拾えなかったため、私は「ここで選択式にしないでください」と伝え、質問はチャットの文章で書く決まりにしました
  • 送り先の一覧から消えたセッションには、メッセージを送れない。私がそのセッションを開き直すと、また送れるようになりました
  • 送ったメッセージが、すぐには読まれないことがある。9月30日の朝、社長のセッションから6つのセッションへ送ったところ、すぐに読まれたのは2つでした。残りの4つは、私がそのセッションを開いたときに読まれました

私への判断の依頼も、各マネージャーのチャットで聞かず、社長か秘書のセッションを通す決まりにしました。私は「ここで聞かないで社長にエスカレーションしてください」と伝えています。社長が1枚にまとめて私に出します。

返事待ちの見回りは秘書に任せた

マネージャーが私の返事を待って止まっても、ほかのセッションに自動で知らせが届くわけではありません。私が気づくまで、返事待ちのままになっていました。また、社長のセッションは連絡の中継と見回りで埋まり、ビジョン・ミッションや資産の把握が進んでいませんでした。

9月28日から、社長とは別に、秘書のセッションを置いて試しています。各セッションの最終更新を比べ、変わったセッションだけ最後の発言を読んで、返事待ちを私に知らせます。はじめは10〜15分ごとでしたが、9月30日から1時間に1回にしました。見回りのやり方は、秘書の引き継ぎのファイルに書いてあります。ファイルに出てくる語は、次の意味です。

  • list_sessions:セッションの一覧と、それぞれの最終更新の時刻を取る
  • list_events:ほかのセッションの最近のやり取りを読む
  • notify_when_idle:メッセージに付ける設定。動いている最中のセッションに付けると、手が空いたときに知らせてもらえる。すでに手が空いているセッションに付けると、その場で知らせが来る
秘書の引き継ぎのファイルに書いた見回りのやり方。お客さまの名前は塗りつぶしている

まず1つだけ、担当のセッションを分けて名前を付ける

いきなり6つに分けなくても大丈夫です。まずは、いちばん長く続いている仕事を1つ選んで、その担当のセッションを分け、見て分かる名前を付けてみてください。セッションを2つ以上使うようになったら、連絡の決まりを CLAUDE.md に1行書きます。

Claude Code の導入や、AIを使った仕事の回し方について相談したい方は、お問い合わせフォームからどうぞ。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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