un tronc
Claude Code

Workers AIの無料枠は1日何回?ニューロンの数え方と実例

こんにちは!アントロンのNaokoです。

無料で使えると思っていたサービスが、一日の途中で急に使えなくなったことはありませんか? 「無料プラン」と書いてあっても、どこまで使えるのかは、すぐには分かりません。

この記事では、Cloudflare の Workers AI(Cloudflare の上で AI のモデルを動かせるサービス)の無料枠について、数え方と、私がテストの途中で止まったときの数字をまとめます。

結論から言うと、無料枠は1日10,000ニューロンで、何回分になるかは使い方で変わります。私のチャットボットでは、計算上は約130回分でした。ただ、実際にはそれより早く止まった日がありました。

「無料枠」が何回分なのか分からない

Workers AI の無料枠は、回数ではなく「ニューロン」という単位で決まっています。

  • 無料で使えるのは1日10,000ニューロンまで
  • 毎日 00:00 UTC(日本時間の朝9時)に戻る
  • 無料プランのまま超えると、それ以降はエラーで止まる

(出典:Workers AI の料金(Cloudflare 公式))

ニューロンは、リクエストの処理に必要な GPU の計算量を表す、Cloudflare の単位です。「1回いくつ」とは決まっておらず、AI に渡した文字の量と、AI が返した文字の量で変わります。ここが分かりにくいところです。

解決:入力と出力のトークン数から計算する

ニューロンは、モデルごとに決まった換算で、トークン(AI が文字を数える単位)から計算できます。私が使っているモデル(Llama 3.3 70B の @cf/meta/llama-3.3-70b-instruct-fp8-fast)の換算は、公式の料金ページでは次のとおりです。

  • 入力:100万トークンあたり 26,668ニューロン
  • 出力:100万トークンあたり 204,805ニューロン

1トークンあたりで見ると、出力は入力の約7.7倍です。ただ、私の場合は入力のほうが量を決めていました。次の章の数字で説明します。

やったこと:管理画面の数字で、計算が合うか確かめた

このサイト(untronc.jp)にこれから置くチャットボットを、Claude Code(AI に作業を頼めるアプリ)に頼んで Workers AI で作っています。答えが正しいかを確かめるために、35問のテストも Claude Code に作ってもらいました。全問を1回流すと、AI を41回呼びます。

Cloudflare の管理画面(AI → Workers AI の「Usage by model type」)では、入力と出力のトークン数(Input Tokens・Output Tokens)とニューロンが見られます。10月3日の朝に見たときは、こうでした。

Cloudflare の管理画面の Workers AI の使用量。今日の使用量 6.67k、直近24時間は入力トークン 373.26k、出力トークン 8.21k、合計 11.64k ニューロン

直近24時間の数字を、上の換算に当てはめると合います。

  • 入力:373,260トークン × 26,668 ÷ 100万 = 約9,954ニューロン
  • 出力:8,210トークン × 204,805 ÷ 100万 = 約1,681ニューロン
  • 合計:約11,635ニューロン(画面の 11.64k と同じ)

ニューロンの約86%が入力の分でした。チャットボットは、毎回 AI にシステムプロンプト(サイトの情報や答え方の決まりをまとめた文)を渡しています。質問は短くても、システムプロンプトが長いので、入力のトークンが多くなります。

この24時間には、前の晩と当日の朝のテストが入っていて、テストの記録では合わせて152回 AI を呼んでいます。割ると1回あたり約77ニューロンで、無料枠の10,000は約130回分の計算になります(記録に残っていない呼び出しがあれば、1回あたりはもっと少なくなります)。

つまずいたところ:朝9時に戻ったはずなのに、テストの途中で止まった

10月3日は、無料枠が戻る9時を待ってテストを流しました。9:02〜9:05 に、全問のテストを2回と、一部の問だけのテストを2回流し、合わせて89回 AI を呼んで、すべて答えが返りました。その直後、9:09 の呼び出しでエラーになりました。

> 4006: you have used up your daily free allocation of 10,000 neurons, please upgrade to Cloudflare's Workers Paid plan if you would like to continue usage.

ところが、上の画面の「今日の使用量」(Neurons used today)は 6.67k で、10,000 に届いていません。24時間の合計 11.64k との差(約4,970)は、前の晩のテストの分です。今日の分は10,000に届いていないのに、エラーで止まりました。なぜ止まったのかは、確かめられていません。

「9時に戻るから大丈夫」と思って、朝いちばんに重いテストを流すのは避けたほうが安心です。

止まったときに、どう見えたか

無料枠が切れたあとは、AI からエラーが返ります。サイトの訪問者に英語のエラーを見せないように、チャットボットは次の文を出して、お問い合わせのボタンを出す作りにしてありました。

  • 「申し訳ありません、ただいま混み合っております。お急ぎの場合はお問い合わせフォームからご連絡ください。」

無料枠を使うなら、止まったときに訪問者に何を見せるかを、先に決めておくと安心です。

有料プランにしてからの決めごと

止まったあと、Workers の有料プラン(Workers Paid・月5ドルから)に申し込みました。有料プランでも1日10,000ニューロンまでは無料で、超えた分は1,000ニューロンあたり0.011ドルです(出典:Workers の料金(Cloudflare 公式)、Workers AI の料金)。申し込んだあとも、しばらく同じエラーが続きました。

あわせて、次のことを決めました。

  • 会話の回数に、1日の上限を付ける。上限は、サイト全体と、IPアドレス(接続元)ごとの2つ。上限に達した日は AI を呼ばずに、決まった文を出す
  • 毎日のテストは10問だけにし、35問を全部流すのは公開の直前に1回だけにする

まず、使っているサービスの「無料の単位」を確かめてみてください

無料枠が何回分になるかは、使い方で変わります。

  • Workers AI を使っている方は、管理画面の使用量で入力と出力のトークン数を見て、1回あたりのおおよその数を出してみてください。システムプロンプトが長いほど、入力の分が増えます
  • ほかの AI サービスを使っている方は、料金ページで「無料枠の単位」と「超えたらどうなるか」の2つを見てみてください

AI のチャットボットをサイトに置きたい方は、AIチャットボット導入サービスをご覧のうえ、お問い合わせフォームからご相談ください。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

コメント