iPhoneの背面タップで音声メモをObsidian(Thino)に残し、Claude Codeで読む手順

こんにちは!アントロンのNaokoです。
思いついたことを、あとでAIに渡せる形で残せていますか?
2026年9月、iPhoneに話しかけるだけでメモが残り、そのメモをPCのClaude Codeが読める仕組みを作りました。目的は、AIに渡す一次情報をためることです。一次情報とは、自分で見聞きしたことや考えたことそのものを指します。
この記事では、使ったもの・手順・つまずいたことを順に書きます。
使ったもの
- iPhone:ショートカットと背面タップ
- Obsidian:テキストファイル(Markdown)でメモを管理するアプリ
- Thino:Obsidianのプラグイン。短いメモを、時刻付きでその日のノートに書き足します
- Gemini API(Google AI Studio):録音を文字に起こします。APIとは、ほかのアプリからAIを呼び出す窓口のことです
- iCloud Drive:iPhoneとPCで同じファイルを使うため
- Windows用iCloud:PC側でiCloud Driveを使うため
- Claude Code:PCでメモを読む側
Thinoでは、新しい投稿が時刻付きで上に並びます。

手順
全体の流れは次のとおりです。

1. iPhoneにObsidianを入れ、保管庫(Vault)をiCloudに作ります。私は「sync-base」という名前にしました
2. 保管庫にThinoを入れ、保存先をその日のノートにします。私の設定では「2026-09-24.md」のような日付ごとのファイルに、1日分のメモがまとまります
3. iPhoneのショートカットで「録音する → Gemini APIで文字に起こす → その日のノートに書き足す」を作ります。作り方は、penguinさんのnote記事「【iPhone×AI×Obsidian】アイデアを逃さない!思考を瞬時にメモする時短術」を参考にしました(記事はこちら)
4. 背面タップにショートカットを割り当てます。「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「背面タップ」で設定できます。iPhone 8以降が対象です(Apple公式)
5. PCでWindows用iCloudのiCloud Driveを使えるようにします
6. Claude Codeの作業フォルダ(私はC:\base)から、保管庫を指すジャンクションを作ります
ジャンクションは、別の場所にあるフォルダを、その場にあるように見せるWindowsの機能です。Claude Codeに「C:\base配下からアクセスできるようにしたい」と頼み、PowerShellで次のように作ってもらいました。管理者権限は要りませんでした。
New-Item -ItemType Junction -Path 'C:\base\sync-base' -Target 'C:\Users\(ユーザー名)\iCloudDrive\iCloud~md~obsidian\sync-base'これで、iPhoneで話したメモが C:\base\sync-base の中に日付ごとのファイルとして並びます。1行は「- 08:50 (話した内容)」のように、時刻と本文です。Claude Codeに「sync-baseは?」と聞くと、中のファイルを一覧にして読んでくれました。

2026年9月28日時点の C:\base\sync-base の中身です。日付ごとのファイルが並んでいます。
つまずいたこと
- iPhoneで保管庫を作ったあと、PCのiCloudDriveフォルダに「iCloud~md~obsidian」フォルダが現れるまで時間がかかりました。iPhoneでファイルを作ったのが22時25分、PC側にフォルダができたのは22時41分でした
- 試した直後のノートには、中身が空の行や、Gemini APIの返事(JSON)がそのまま書き込まれた行ができました
- 音声のメモに「#voice」のタグを付ける形も試しましたが、最終的には付けていません
Obsidian公式の注意書き
Obsidianの公式ヘルプでは、iCloudの推奨システムはmacOS・iOS・iPadOSとされています。あわせて、WindowsでiCloud Driveを使うとファイルの重複や破損が起きる場合がある、と書かれています(Obsidian公式ヘルプ)。
公式の同期サービス「Obsidian Sync」は有料で、2026年9月23日に確認した時点では年払いで月4ドルからでした(Obsidian Sync)。私は無料で組みたかったので、iCloud Driveを選びました。
まずは1行残してみる
まずは背面タップにショートカットを1つ割り当てて、話したことがノートに1行残るかを試してみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました!




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